高校入試について+α


遅くに申し訳ありません。
これはお伝えしておかなくてはならないと思い
あわただしくPCのキーボードを叩いています。

いつになくちょっと荒々しいですが…
よろしければご一読願います。

・・・・・

公立高校入試の志願状況確定版が出され

「案の定」という結果になっています。

全日制の合計で「1.08倍」です。

異常な数字です。

挑戦校を選んだのか
相応校を選んだのか
無難校を選んだのかは見えませんが、

非常に多くの公立高校が「定員割れ」を起こし
接戦といえる高校もごく僅かという状況になりました。


何が起きたのか?
また今後何が起きるのか?

入試の先のことも見据えてお伝えしておきます。


今期の学年は

ご存知の通り3年前に

・県知事を怒らせた学年(大激怒させました)

です。

もちろん成長はしていますが、
もちろん良い面もたくさんありますが、
失礼ながら学力は高くはない学年です。


シャローム学園のみならず
今年度は私立単願が急増しました。

その理由には

1、 安全路線を進みたい人(生徒・保護者・教員)が多かった
2、 私立の魅力に気づく人が増えた
3、 私立が結果を出してきている

の3点があがります。

1は悔しい思いもありますが
結果論的にはいたしかたない部分もあるでしょう。

2と3は今後ますます進むことが見込まれます。

私自身も私立の教員ではありますが、
私立は公立とは異なる視点からアクションを起こし続け

例えば、
他の機関(主に予備校や大学)との連携など
教育体制や学習環境をものすごい勢いで整えていっています。
公立にはできない事情も心理もあります。

公立高校は
どちらかというと現状維持プラスα程度で動いている印象は

昔も今も変わらず

なおかつ
何らかの結果が出ても外部に大きくアピールすることは少なく
学内に留まることから斬新性というものに欠けます。
(ないわけではありません)

もう一度

先の倍率と併せて今後何が起こるのかを考えてみたいと思います。

あくまで
二見個人の目ですので外れていることもあると思いますが、
裏付けのなるデータは調べるほど出てくると思います。


おそらく

すぐには今年の風潮が動くことはなく
数年間の余韻と共に

現場では異様な危機感を持ちながら…
大人たちは不安にいっぱいになりながら…
子どもたちも勉強に価値にますます気づけないまま…
低空飛行の教育が持続します。


まずは
初めから私(私たち)は私立志向です。
という生徒、家庭が増えるでしょう。
都心では当たり前になっています。


背景には
私立の魅力が強まること
公立の魅力が弱まらなくとも強まらないこと
があがります。

また定員割れすることが見えているのに、

なぜ必死になって
「高校入試のためのお勉強」をするのかわからない
という生徒や家庭もますます増えてくるかもしれません。

でも公立ではそれに対処しきれない。
(やむを得ない部分もあります)

現に

「現代の教育制度には納得がいかない」
という思いで一緒に学んだ過去の塾生もいます。

その生徒は公立単願で受験し不合格でした。
ですが「よかった」と口にしています。

私はそのとき
「○○のような人がこれからの社会に必要な人材です」と思いました。
本人とお母さんにもそう伝えました。

・・

ここで塾生にも保護者の皆様にもお伝えしてきたことが
少しずつつながってくると思います。
(そう願ってもいます)

☆現在どんな人間なのか
☆今後どんな人物になっていくのか


これらが問われる機会の増加には
今後ますます拍車がかかるでしょう。

高校入試に小論文やプレゼンテーションが
盛り込まれてくるかもしれません。

いまさらですが
静岡県は筆記試験よりも内申点重視であることも再確認しておきたい点です。

同時に成績向上のみに躍起になる塾・予備校の存在意義・存在価値がますます問われてきます。


「数値上の成績だけをあげていては足りない…」

という気づきが多くの方に起こるでしょう。

先を見据えた大きなポイントを提示します。


☆人間性の確立を待たずして急成長を遂げた人間は一種の通過儀礼を迎える

という点です。

良くわからないと思います。

表現を変えれば

成績向上だけに前のめりになって

人として人間として大切なことをおろそかにした生活を続けると
とんでもないことに出くわす可能性が高くなる

ということです。


受験の世界やスポーツの世界でよくあることですが、
表面上のカッコよさがいかに不要かが歴然となってくるでしょう。

こちらも事例は幾つもありますが、
このメールでは控えます。


少し長くなりましたが、

この現状を踏まえ

急遽、受験生向けの

“面接の火薬詰め”を3月4日(土)19:00~行います。

面接の練習ではなく

あらゆる視点から物事を見つめて
個々の考えを深めておく時間にします。

きっと入試だけではなくそれ以降にも生きる時間になると思います。
かつリアルな将来が見え面白いと思います。

・・・・・


ここまで書き連ねてしまう理由は

やはり

今の子どもたちの未来が心配で仕方ないという

本音でもあります。

塾生たちにもご家庭にも

主観レベルではありますが、

私は伝えるべきだと思った事は
節目ごとで伝えていかなくてはならないと思っています。
一生を通じて完全燃焼して欲しいという思いだけです。

長くなりましたが、

本日は予定では最後の入試対策でした。

「面接の火薬詰め」と「中学英語の総まとめ」もありますが、

教育方針や教育体制、学習体制も
少しずつ新たなものにシフトしていかなくてはなりません。

今後とも一緒に走り続けたいと思います。

おやすみなさい。



2017年02月28日 Posted by走る先生 at 23:11 │Comments(0)

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