1学期修了(自立と依存について)




まだまだ戦続きではありますが、

久しぶりに書いてみます。

議題が多すぎることを言い訳に怠っていました。





今回は

自立と依存についてです。







どうも捉え違いやすい2つの用語ですが、

・自立のようで依存
・依存のようで自立

というのが


みえるところでもみえないところでも

ますます横行しているように思えます。




シャローム学園は

一応学習塾ですので、



「学習塾への通塾」



というポイントに絞って

再整理しておきたいと思います。







全てをニ分化することなどできるわけはありませんが、





A:懇切丁寧な合格サポートを謳う塾



B:なぞの塾シャローム学園

に分けてみます。










Aでは

・頼れる講師陣が
・充実したカリキュラムに基づき
・わかりやすい授業と
・分析されつくされた教材で
・わかるまで教えてくれる

こんなところでしょうか。

3月になると
・合格実績が公開され
・君も合格を目指そう
・レベルで選べる3コース
などの来期の生徒募集
・ご褒美付の紹介合戦
が為されます。


とびつく生徒というよりも
あおられた保護者はついつい飛びついてしまいます。
ここにいけば成績は上がるだろうと。



お金がない時間がないと言いながらそれなりに裕福で
共働きのため直に子どもたちと関わる時間を取りにくい家庭に多いのかなといった印象です。

みなさんの周囲にも心当たりはあると思います。

(悪いわけではありません。時代の潮流的にもそちらが大半・通例です)






一方、


Bでは

・なぞの講師陣が
・状況・対話・意志・意識に基づき
・まずやらせ
・その上で補う授業を
・いっしょに選んだ教材を用いて
・本人が気のすむまでやらせる

こんなところでしょうか。

3月になっても
・合格実績は公開されず
・やる意志があるなら歓迎し
・3者もしくは4者納得の上で
・微調整を繰り返しながら
・特にネガティブな要因をしっかり受入ながら
・訓練反省を積み上げて行く

こんなところでしょうか。


特殊な子が増えるとともに
ここから外れる例外も増えています。




とはいえ

いまのところ

心の底から自立を願う家庭しか来ない印象です。

児童生徒たちも時間はかかりますが

少しずつ理解を深めて行きます。






手っ取り早さを求めるよりも

じれったさがねちっこさに耐えられる生徒・保護者は

やはり卒業まで粘りぬきます。

それはやはり

次の粘りにつながることを予めわかっているからでしょう。

おおよそです。



・・・




となると




Aのリスクは終わった後です。
管理されすぎた空間に身を置くことになるので
そこから外れたらまた同じような拠り所を探すことになるでしょう。
今回の依存により近づきます。







Bの弱みは初期の志望校がころりころりと動きやすい点です。

が、
これは実は弱みではないように思えてます。


いけるところまで励んでもらった結果

収束的に通学校が定まる

といった捉え方の方がベターではないでしょうか。





通学先に背伸びをしてもあとがたいへんです。

耐えられる生徒もいますが
そんな生徒は極めて少数であり、
こういった選択こそ

実は

この学校にいけばなんとかしてくれるでろう
といった依存心なのです。

なので私立のオリジナリティがより光ります。

ここ数年非常に目立ちます。



特別な理由で

なにがなんでもどうしてもという生徒がいれば別対応を施しますが、

通例そのようなケースでは生徒がことの一連を理解し
本当に本気なら相応に取組んでくれるので実現の可能性は非常に高いです。

こちらとしても最もすがすがしさを覚えるケースです。
が、やはりこちらも極めて少数です。

・・・




頭を冷やして

いま一度考えなければいけないことは


☆成績をあげて何になるのか
☆自分はなんのためにどうなりたいのか
☆それをどこまで本気で考えているのか



等々の学習以前の構えにあります。

運動・スポーツに置き換えても同じです。


これらの意味も

日々の授業の随所や節目ごとの機会に



☆自分で語らせる


ということを今年度は以前よりもより強めて動き出しています。

そこでポイントカードもまじかるカードも役立ちます。

報告させる理由も同様です。
私はまず目の前の塾生とその取り組みを認め・評価します。






以前

卒業時の一言No1.に「楽しかった」がある

とお伝えしたことがあります。





その楽しさは

・表面上のアホらしさ

だけでなく




やらされすぎてイライラすることの

・おろかさ

に気づくからではないかと


今になって思います。






この先

ますます

なんでもできます!

よりも

自分はこれができます!

といった人材が必要になるでしょう。


ほんちゃんの専業主婦・主夫とてプロですよ。




なんでもできますなんて、
ホントは何もできないと同じですから。
(私自身の自戒を込めてです)



それではいつまでたってもプロフェッショナルになれないのです。

器用貧乏は超不器用なのです。




となると




小中高の時期に

・自力でまずやってみる
・その上で反省を繰り返す
・指摘がもらえたら超ラッキー

という場に身を置くことは

この上なく価値があること

というよりは


早期からそうすべきだと改めて思うのです。



合格後・卒業後に困るどころか


合格後・卒業後に

よし!



と奮起する現塾生たちの姿をみるのが

実は今から楽しみです。




☆楽しみはちょっと先とだいぶ先に設定しておく



これはずいぶん前から私自身が心掛けていることです。

でないと日々の力が出ないからです。


シャローム学園に通う行動そのものも
その背景に存在する価値観や感性も



依存ではなく


れっきとした「自立」なのです。




その点をいま一度

このタイミングで

共有しておきたいと思います。





夏こそ

油断すればすぐにぐだりますから、





ときおりに

おりおりで

遊びを入れながら体当たりで貫きたいと思います。

お楽しみに☆


1学期修了(自立と依存について)




2019年07月26日 Posted by走る先生 at 16:09 │Comments(0)

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