受験を乗り越えた通塾生から
お世話になります。
まとめの作業が遅くなりましたが、
2024年度の受験を終えた
新中1生(旧小6生)・新高1生(旧中3生)を対象にアンケートを行いました。
こちらの目的は
・生の声を吸い上げること
・それを踏まえた新年度の体制を考えること
・塾の活用方法が多岐に渡ることを知って頂くこと
の3点です。
特に学習空間の切り分けに関する問題は私にとっての大きな反省点でした。
この点は強く意識した2025年度にしたいと思います。
質問項目は
1.なんのために走生塾に通ったのか
2.どのように通ったのか(頻度や期間)
3.通ってよかったこと
4.改善してほしいこと
5.中学受験・高校受験に臨む上でのアドバイス
の5点です。
ご参照いただけたら幸いです。
※学校名は略称・名前はアルファベット順です
Aさん(静岡学園中)
1.勉強をしやすくて、わからないところをみっちり教えてもらえる。先生との会話が楽しい。家から近い。
2.週に3~4回。3か月間。
3.わからないところを時間をかけてわかりやすく説明してくれて勉強だけでなく面接も一緒に考えてくれたところ。
4.なし
5.「まだ大丈夫」じゃなくてやると決めたら本気で勉強をやること。
塾長コメント:
夏休みには同じ鍋の肉を食う仲間でした。
1年ほどあけてからの再開には胸が躍ったものです。
だんだんと表情が変わっていったのが印象的でした。
入試後の検定挑戦にも頭が下がりました。
Bさん(清水南中)
1.勉強に集中できて難しいところをすぐに聞くため。まだ塾に通っていない時に買った、文章題のテキストが、とても難しくて教えてもらおうと思い、走生塾に入ろうと決めました。
2.12月から1月の終わりまで通いました。
3.集中して勉強に取り組めたこと。
4.質問者の学年に合わせた方法で説明してほしい。
5.リラックスして、本気で勉強はするけれど、自分の追い込み過ぎないこと。「絶対受かる!」って、自分を信じること。
塾長コメント:
運動グループでも共に学んだ過去があり、冗談を言い合う仲から本音を言い合う仲にシフトしていきました。私がおどろいたのは合格だけを見ていなかった点です。超直前期は他の受験生ができない問題にも貪欲に取り組む姿勢が見られ、Aさん同様受験後も通塾・勉強に励む姿が印象的でした。
Cさん(日体大荏原高校)
1. 自分では勉強の進め方が分からず、やったつもりでも結果が出なかった為。苦手な数学が自分1人では時間をかけても理解が出来ず、教えてもらいたかった為。
2.中学2年生の夏過ぎからお世話になりました。月曜日の週1回。
3.勉強時間が増え、家よりも集中して出来、分からない問題がその場で解決出来るところ。勉強の組み立て方を教えてもらえた事。サッカーチームに所属していて長期休みや祝日の練習がとても多いチームですが、こちらの生活スタイルを大事にしてくれて無理なく通う事が出来ました。
4.なし。
5.受験出来る高校を1校でも多く選択肢に増やせるように勉強を頑張る。自分の好きな事を見つける。
塾長コメント:
こちらからの提案を鵜呑みにすることなく、「いまはこれをやります」と強い意志を持っていました。越境受験への挑戦は3件目ではありましたが、こちらが県外の事情に疎い中、考えを共有しながら作戦を練り、取り組みの要点を数点に絞って励んでくれました。完全なる受験アスリートだったこともあり、今後の活躍を楽しみにしたいと思います。
Dさん(静岡農業高校)
1.勉強でわからないところをなくすため。
2.週に1回、3年間
3.勉強を理解しやすくなった。気楽に勉強をすることができた。
4.個別の授業を受けている人と他の勉強をしている人で部屋を分けてほしい。
5、気を張りすぎず、気楽にやることが大切!
塾長コメント:
淡々と進めるという表現がぴったりと当てはまる受験生でした。賢いと思った点が質問項目を整理したうえで持参し、一挙にクリアするという点です。農業高校ながら栄養学にも興味があるようで、スポーツ栄養学を専攻していた自分を思い出しました。どのような変容を遂げていくかとても楽しみです。
Eさん(常葉橘高校)
1、勉強するため
2、平均月3回ほど
3、勉強に集中できた
4、小学生が騒がしい、小学生中学生を分けて欲しい
5、いまからがんばれ!
塾長コメント:
ぜったいに塾依存をしない!という意志がはっきりとしていました。月1回から5回と幅がありましたが、本来はそれが理想なのではないか?とこちらが学ばせて頂きました。公立トップ高を目指せる学力を持つ中で、私立単願を選んだセンスにもそれが表れています。こういう事例ほど多くの方に知ってほしい。
Gさん(藤枝北高校)
1. テスト対策、高校受験に向けて
2. 2年生〜3年生、週2回
3. 分からないところを聞けたことを聞けたこと・テスト対策などができたこと
4. 集団授業をもう少し増やして欲しいです
5. 内申点は沢山取っておくこと勉強する習慣をつける!(睡眠は大切に)
塾長コメント:
成績を上げたい。でも勉強は好きではない。その中でどうするか。超がつくほどバラバラな学年だったため、集団授業を求めるGさんにとってはやりづらいスタイルとなってしまいましたが、本人はこれならできるを常々考えてくれて、Dさんと同じくまとめて質問・相談をうまく差し挟んでいました。好き嫌い・できるできない・やるやらないの区別と選択の連続でこの先の道もはっきりしていくような気がしています。
Hさん(藤枝順心高校)
1.勉強するため。
2.週に1回くらい。
3.分からないところを聞くことができた。
4.特にないです。
5.休み休み勉強すること。
塾長コメント:
どうしたいかも・どうなりたいかもわからないもやもや状態が続く中、よくやり切ったと思います。
頑張る矛先がはっきりしている生徒はわかりやすい悩みを持ち、その解決方法もずいぶんわかりやすいのですが、本当は悩みすらわからないという悩みを抱える中学生が圧倒的に多いものです。その中でやり切るというのが、どれだけ大変なことか。無神経な大人との闘いを併せて乗り越えていったこの受験経験は必ず今後に生きると信じています。
Iさん(静岡高校)
1. 自分のやり方で学習を行えるようにするため。以前(中学受験期)は、大手の塾に通おうと考えていた時もありましたが、その時一緒にやっていたサッカー少年団との日程の噛み合いがなかなか上手くいかなく、どうしようかと悩んでいた時に、この塾を知りました。
2.中学受験期 1回2時間 週2日。
テストなどがない時は、1回2時間の週2日(月・水)。
夏休み行ける時に行く。中3夏休み夏期講座がある日以外は毎日行く。 5時間行った日もあった。
受験期前半(9~12月)は1日2~3時間を週3日(月、水、あと1日)
受験期後半(1~3月) 空いている日は毎日行ってた 1回2~4時間
3. 自分の苦手や、追求したいことをしっかりと学習できる点
4. 自分の全体で捉えた位置の確認(模試)をもっと奨励してもいいと思います。特に中学生、模試はかなりの判断材料になる気がします。教科ごとの評価なども見れるので、自分のやるべきことのビジョンはわかると思います。
5. 勉強はコツコツ行って、部活が終わったら、どんどん塾に通うようにした方がいい。
まずは演習を積み重ねて、その中で間違えた問題をしっかりと解いて、次の演習進むことが大事。経験を多く積み重ねることによって、解ける問題がかなり増えると感じます。
受験対策は1月から始めた方がゆとりや余裕があるので、1月終わるまでに中3範囲は予習しておいた方が絶対いいです。
過去問は絶対解いた方がいい。5年分くらいがいい感じ。2回は繰り返し解きましょう。
偏差値55以上の高校に挑みたい人は、受験研究社のテキストがおすすめです。
とにかく、周りと差をつけないと、結果は出てこないと思います。そのためには多くの努力が必要です。大変な時もあるかもしれませんが、努力をしていれば結果は自ずと出てきます。また、仲間と切磋琢磨して、挑むことも大切だと思います。受験へ頑張ってください!
塾長コメント:
初めての静岡高校への挑戦また合格生徒でした。
中学入試時代から国語の読解(論理的思考力のトレーニング)には手を付けていましたが、その後の成績には非常にムラがあり、大きなテストごと状況を踏まえて、ではどうするかという対話を重ねてきました。その際、初期はただの報告に留まっていたので、その点はこちらは厳しくでました。自分はどうしたいのか?と強く問うことを始めてからは、できることをすべてやり倒すというスタイルが確立していったように思います。こういう生徒に教育者を目指してほしい。
