第3回 母親学習会振返り(11/30)


第3回の振返りです。

議題は

・冬期講習後半~今後について
・メンタルコントロールについて
・週3回体制について

でしたが、

結局は現状を踏まえてこれからどうすべきかを考えていく場になりました。

(基本的に毎回そうなります)


児童・生徒によりますが、

挙がった課題として


① 勉強以前の基本的なことができない

② 宿題はやってもその先はできない

③ キリカエができない・とりかかりが遅い

④ 優前順位がわかっていない・やるべきことがわかっていない

⑤ 先生に質問することができない

これらがありました。


①については考え方を含めた生活習慣というもの。

以前も挙がった伸びる子はよい仲間とよい習慣をもつといった内容と同じですが、


それぞれにとってのよい習慣とは

「自分にとっての」「融通性のある」「規則正しい生活」といえるのではないかと思います。

集団の中での規則は全体で揃えざるを得ないものですが、

個人における規則というのはなにもがちがちに固めるべきものでは決してなく、

これまでの経緯や生い立ちから自然な流れの中でできてくるものです。

そのため急激に帰ることは難しく、少しずつでしか改善ができないものといえます。



対策としては

A:よからぬ習慣を治す

だけでなく


B:よい習慣を取り入れる

の2つがあります。


母親学習会でも、

まず第一に「これがよくない」「あれがよくない」となりがちで

大人から子どもを見るとどうしても

よくない(と思われる)部分に目がいきがちですが、



Bの手法は非常に有効です。

例えば

・早起きを取り入れたら夜更かしがなくなる
・手伝いをアレンジしたら親子関係がよくなる

など、考えてみればいろいろあるかと思います。

ここでも実際は知恵やアイディアが功を奏し、

実際の学力、本当の学力が問われている局面なのかもしれません。③④にも通じるものです。



小学生のころから

あいさつ・掃除・ものを大切にする・友だちを大切にするなどなどを教えられますが、

それらが最終的には学力にも影響を及ぼしているといえます。

受験勉強には過ごし方も含まれる事実でもあります。



②の「宿題はやってもその先はできない」

これが成績が伸び切らない大きな要因になるかと思います。

個人に向けた宿題でない限り

全員に共通した内容になります。

それが果たして現時点での自分の課題をクリアできるものかどうかは

人により、時によります。

自分の課題は自分で把握しながらクリアしていく必要があります。


学校や塾の生かし方の大きなポイントともいえますが、

自分の課題がみえないのであればダイレクトに

「いまやるべきことがわからない」といった質問でもよいと思います。

親の立場では「何言ってるの!?」となってしまうかもしれませんが、

教える立場に立つと、

礼儀をわきまえていさせすれば、

その児童・生徒の成長につながり得るものであれば、

どんな質問であれ歓迎したい心境になるものです。

⑤の「先生に質問することができない」に通じるものです。

質問できない=質問しない

です。

結局、やらないだけです。

勇気でも度胸でもなんでもよいですが、

らちが明かない時ほど

☆論より勢い

の感覚が大切です。

テンションが下がったら勉強はおしまいです。

成績が上がらない時の対応として

・単に強制的にやらせる

・学習時間や学習量のみを増やす

このあたりがよくあるパターンですが、


これらをやって一時的に数字が上がるケースもあるものの、

おそらくテストが終わったらやらなくなるでしょう。

高校入試が終わった瞬間、学びを放棄するでしょう。


そうなると何のための勉強だったのかがわからなくなります。

いうまでもなくそれ以降の人生の方がはるかに長いというのもあります。


やはり、学習の意義や価値、生かし方を

同時並行で伝えていくことが大人たちに課せられている命題であるといえますが、

現実的に学校だけで行うことが難しいため、

なんらかの手ほどきを成績向上路線とは別の路線で

地域の学習塾が考えていかなくてはいけないのではないかと思います。



他にも個人的な対応も各塾生ごとに考えてみました。

これについてはご参加頂いたご家庭のみに対しての対応になります。

その中でもやりとりの工夫については大人の間で考えていってよいのではないかと思います。

「なんで?」であったり

「何これ?」であったり

明確な答えを求められる問をいやがる子どもたちは

現代において意外と多いような印象を受けます。

首をかしげてしまう

または

黙ってしまいます。



そんな時代なのか、

すでに自分で考えるという力が十分とはいえない子どもたちは多いため、

共感を促すような、

もしくは逆に自分の意見を引き出すような

「~ってことじゃない?」

「こういうことだよね?」

といった問いかけが言葉や行動を引き出していくのではないかと思います。


これはあまやかしではなく対応の1つとしてです。

二見の伴走観と重なるものです。


・目標をそろえること

・本人の思いをくみ取ること

・自分もいっしょに走ること

これぬきでは一方通行の学びしか起こらないと思っています。


まだまだ駆け引きは続きますが、

挙がったものを少しでも冬期講習後半の中で実践してみたいと思います。

今後もサポートよろしくお願い致しますm(__)m

・・・・・・・・・・・・

週3体制については

今週の授業の中で塾生全員に聞いてみます。

理解や納得がなければ着手は至りません。


年末に第4回を開催するかどうかはまだ検討中です。
決まり次第改めさせて頂きます。

第3回もありがとうございましたm(__)m


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2014年12月01日 Posted by走る先生 at 21:31 │Comments(0)母親学習会

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